こんにちは、開発部で技術基盤を担当している id:Yasaichi です。 今年の5月に乃木坂46の象徴的存在であった生駒里奈さんが同グループを卒業し、9月には同グループの絶対的エースである西野七瀬さんが卒業を発表するなど、ひとつの時代の終わりを感じている今日この頃です。
そんな中、先日ピクスタでは「プラットフォームサービスの成長を支える技術〜Web現場Meetup #4」というイベントをSansan株式会社さんと共同で開催しました。こちらは、昨年から「Web現場Meetup」と題して開催してきたイベントの4回目となります。
本エントリでは、アクティビティフィードのアーキテクチャと実装方法に関する話から、最近話題のBFF(以下、Backends For Frontends)の紹介など、多岐にわたる発表が行われた今回のイベントの様子を紹介したいと思います。
発表内容
Eightメンション機能の フロントエンド実装
最初に、Sansan株式会社の木田さんより、Eightのメンション機能の開発についてご講演いただきました。
ユーザーが投稿する文面等で特定のアカウントをメンションできる機能を実装するには、Twitterの採用している方式とSlackが採用している方式の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、Eightではどちらを選択したか、選択した方式においてどうフロントエンドをどう実装したかなど、実際に問題に向き合ったからこそできる話題が満載でした。
組織の問題も解決するアーキテクチャBackendsForFrontends
続いて、弊社開発部部長の星が、BFFの概要とこれを利用したPIXTAのリアーキテクティングについて紹介させていただきました。
資料では言及されていませんが、現在、私が所属する技術推進チームでBFFの検証を行っており、リアーキテクティングの第一歩目としてAirbnbが開発しているHypernovaを導入する予定です。こちらの技術判断1については後日別にエントリを書けたらと思っています。
How to build a high performance feed in Rails
続いて、Sansan株式会社のCarlosさんより、アクティビティフィードのアーキテクチャと実装方法についてご講演いただきました。
懇親会でお話を伺ったところ、こちらの内容はEightのアクティビティフィードを実装した際に調査した内容が元になっているそうです。個人的には、こういったサービス開発における現場のアプローチを知りたくて始めた勉強会だったので、狙い通り?のお話を伺うことができて嬉しかったです。
サービス開発の現場からOSSを生み出す思考技術
最後に、私がサービス開発現場の問題からOSSを着想して実装するまでの思考の流れについてお話させていただきました。
この発表の準備を進める中で、今まで行ってきた思考の数々を体系化してまとめることができたので、自分自身にとっても良い機会になりました。
懇親会
発表の後は、ご参加いただいた皆さんと懇親会を開催しました。
閉会時間いっぱいまで、今回の発表内容だけでなく、それぞれが所属する会社の開発体制や業務改善の取り組みについて意見交換が行われており、有意義な時間を過ごしていただけたのではと思います。
なお、今回のWeb現場MeetupではSansan株式会社さんに会場をご提供いただきました。改めてありがとうございました。
おわりに
今後もピクスタでは「Web現場Meetup」と題して、サービス開発現場での工夫や苦労話について話し合うことのできるイベントを開催予定ですので、興味のある方はぜひご参加ください!
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ピクスタでは、「ユーザーに価値を速く継続的に届けるために技術をどう使うか」というテーマに興味のあるエンジニアを募集しています!
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なぜNext.jsのようなフレームワークではなく、Hypernovaを選んだのか?など↩