こんにちは。プログラムが書けないWebサービス企業経営者の古俣です。
以前、私が創業時プログラミングを学習したものの挫折したほろ苦い経験を、インターネットでの起業にプログラミングスキルは必要か?という記事にまとめました。
今日はそんな当時を振り返りつつ、Webサービス開発を取り巻く環境の変化を、いち経営者視点から偉そうに眺めてみたいと思います。
PIXTA Advent Calendar 2017 24日目の記事です。
プログラミングを学ぶ環境
以前はプログラミングの学習手段といえば、リャマ本のような分厚い本を写経しながら読み進めていくか、運良く身近にプログラミングの師匠的な存在がいればその人に(ランチをおごるなどして)師事を受けるくらいしかありませんでした。
現在は、ドットインストールや Progate など動画でプログラミングを学べるサービスが増えてきました。また、TechAcademy や TECH::CAMP など実際にメンターとなるエンジニアに手取り足取り教えてもらえるオンラインプログラミングスクールも登場してきており、独学でハマりがちなポイントがあった際に、困ったときに頼れる人が身近にいなくても、だいぶプログラミングを学びやすい環境になってきているなと感じています。
もし今の恵まれた学習環境のまま20代の創業期に戻れるとしたら、まずは最低限動くところまで作りきって、バグだらけのままでリリースするという貴重な武勇伝を残せたなぁと思います。
PIXTA のサービス運用を支えるインフラ環境
現在はピクスタで開発しているサービスは(PIXTA も fotowa も) AWS 上で運用しているため、わざわざオフィス内にサーバーを設置して設定する必要がなくなりました。
また AWS 上でサービスを管理することによって、PIXTA の事業拡大に伴う検索システムや審査システムのスケール化がやりやすくなったとエンジニア陣がおんおん涙を流しながら言っていました。こうしたメリットはインフラ環境をクラウドへ移行したからこそ享受できるものでしょう。
PIXTA のサービス改善を支える精鋭メンバー
当初はCTOとエンジニアアルバイトの2名で PIXTA を作っていましたが、現在は30名近くのエンジニアとデザイナーが活躍しており、それぞれが専門性の高い作業に集中して取り組んでいるように感じます。2017年は定額制の新プランや音楽素材の販売スタートなど、それぞれ精鋭チームでリリースできました。
最初の数人で開発をゆるく進めていた頃と比べると、今の開発部の精鋭メンバーたちは、納期・クオリティともに、精度高く責任を持ってプロジェクトをやり切ってくれる本当に頼もしい存在です。
まとめ
自分が初めてECサイトを構築しようとしていた1999年ごろ、またピクスタを創業した2005年ごろと比べると、プログラミングを学べる環境、またインフラ系サービスの飛躍的な進歩やコストの劇的な改善などあって、隔世の感がありますね。
もはや1人でもそれなりのWebサービスは開発できる時代になったと実感しますが、だからこそチーム・組織でしかできないようなスケール化を果たし、より大きな価値を優秀な開発チームと一緒に創り上げていきたいと思います。
それでは最終日はピクスタの古株、 NaoshiHoshi に締めてもらいます。
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