こんにちは、出張撮影プラットフォームfotowaのPOの李と申します(POであることはこの記事において割りと伏線なので覚えていただけると嬉しいですw)
本日3月7日は、わたくしが推してやまない、Pileさんの4thアルバム「SHOWCASE(初回限定盤A)」&「Pile Live at Budokan(初回限定盤) [Blu-ray]」と欅坂46さんの「ガラスを割れ! (通常盤)」の発売日でございます。納税に忙しいです。
さて、先日、アジャイルひよこクラブさん主催、みんな失敗から始まった!はじめてのアジャイルつまずき体験に参加&会場提供しました。
つまずき体験の共有だけでなく、お悩み相談のコーナーもあって、持ち帰れるエッセンスがたくさんありましたので、その一連の流れや、印象に残ったこと等をレポートさせていただきます。
ちなみに、ピクスタも、アジャイルな開発を最初に導入した時につまずきを経験しました…… texta.pixta.jp
自分も、元々開発サイドに関わっていないポジションでしたし、fotowaを担当してからはじめてアジャイルな開発に触れて、なんちゃってアジャイル歴2年のひよこです。
【目次】
- 開始までに
- 前説
- メインスピーカー:いきなりデイリースプリントやってみて失敗した話
- お悩み相談会
- LT1:みんな失敗から始まった!はじめてのアジャイルつまずき体験。私も!
- LT2:僕がスクラムマスターになった訳
- LT3:スクラム風でのつまずき体験から学んでること
- 質疑応答
- 悩み相談会の共有
- 今日の振り返り
- 次回のテーマ決め
- ピクスタで、一緒にアジャイルな開発でサービス作りしたい方募集中です!
開始までに
今回は、悩み相談会というコンテンツがあるため、開始までに、参加者の皆さんに現場においての悩みを付箋に書き出しもらってました。
幹事よくいる人の、森さんがホワイトボードに書いた説明に、とてもかわいらしいキャラクターがつきましたw
前説
参加者構成
20数名の参加者の大まかな構成はこんな感じでした:
- はじめて参加が7~8割くらい
- アジャイルすでに実践しているのは6~7割くらい
- SEは3割くらい
- エンジニア2~3割
- マネージャー職4割
アジャイルひよこクラブについて
ひよこからニワトリになるための会です。
去年までは「幹事が話を聞きたいニワトリ」をお招きしてきたが、今年からは「発表したい方」を募集するスタイルにスイッチしたそうです。
大事なこと:何が正しいかを議論するではなく、よりよい方法をブレスト場にすること!
メインスピーカー:いきなりデイリースプリントやってみて失敗した話
発表資料は公開されていますので、印象に残ったことのみ記載させていただきます。
タスク完了後、すぐにレビュー => スプリント中に修正依頼 => タスクが完了しない
あるある……
デイリースプリントを実践したことによって、
良かった点としては「修正タスクを計画に含めやすい => レビュー修正は次のスプリントに」、
失敗した点は「レトロスペクティブ難しい => 中長期での改善施策が出しづらい」
そして、最後の締めの言葉「これからも素早くたくさん失敗し改善していきます」はとても心に響きました……
お悩み相談会
3~4人のグループで、お互いの悩みを発表して相談し合う時間です。
自分がいたグループで出た悩みは……
その一:えらい人が「スクラムやる!」と口だけで言って、行動を起こしてくれない。現場も経験と理解がない。困った!
その二:小規模な受注案件で、スクラムでやる必要ある……?カンバンでじゅうぶん……?
あるあるですね……(´・ω・`)
LT1:みんな失敗から始まった!はじめてのアジャイルつまずき体験。私も!
一番印象に残ったのは……
POが機能しない件(いるだけでありがたいけどw)
見積もりはするが、結局「でもいついつまでに◯◯が欲しい」と要望してきて、無理なスプリントの出来上がり
プロセスが壊れてしまうような頻発なスコープ変更を許してしまう
色々と耳が痛い(´・ω・`)
LT2:僕がスクラムマスターになった訳
印象に残った部分は……
スタートアップでスクラム導入を試みて失敗した話ですが、スタートは順調だったのに……
- プラクティス導入:インセプションデッキで盛り上がらなかった
- カンバン導入:POは興味ない
- バックログとスプリント:POはわかりやすくなったが、開発チームはカンバンとのひも付けが難しいという
- 見積もり:開発チームはそれを難しいという、POは「よくわからないけど、で、いつ終わるの?」と聞いちゃう
またにして耳が痛い(´・ω・`)
アジャイルという言葉で見えてる希望が違う
開発チーム:柔軟さ
PO:管理しやすさ
すっごくハラオチしました……(´・ω・`)
LT3:スクラム風でのつまずき体験から学んでること
印象に残ったのは……
- 見積もりしたのはいいが、見積もり後の検査と適応が回っていなかった
- 見積もりの目的:目標を把握/実績を記録し、目標とのズレを把握(リリースレベル、スプリントレベル)
- リリースレベル:明確に定義されてない
- スプリントレベル:遅れてることがわかってても、でどうするの?って
- でも、やってみないとわからないこともあるので、結果をちゃんと振り返ること、大事!
質疑応答
Q: POはどうやって開発Tの本音を聞き出すか?(自分から)
A: スクラムマスターはいるか?
いない場合は、スクラムマスターを見つけるのは、一番である。
見つからない時は、なんか決める際に、五本指を使って、五段階評価(1:小同意 < x < 5:大同意)意思表明してもらう。
あとは、ファシリテーションを頑張る!
もう一つ印象に残った内容は、質問を忘れてしまいましたが、こんな話が出ました。
「信頼関係を作ることが大事であることで、最初の2か月間は、POは何を考えて何をやりたいか、をちゃんと聞き出すべきある」
悩み相談会の共有
こちらも印象に残ったもののみです。
その一:どうしたら開発者以外の関係者にアジャイルを理解してもらうか?
アジャイルという言葉を使わずに、ユーザーストーリーとかで、結果としてこれがアジャイルかーってわかってもらう。
その二:はじめる時の、最初の一歩は誰に向けて発信すべきか?
みんなの経験:
- 外部のコーチを呼んだ、知ってる人を呼ぶ
- 振り返りからはじめる
- アジャイルは目的じゃないので、今の課題はなにで、なんのためにやるかをみんなで考える
- 関係者に、事前に「こういうリスクがある」もちゃんと伝えておいてうまく進んだ。逆に、現場だけやろうとして後々で上層の理解を得られず失敗した
その三:バックログの粒度がわからない
エンジニアじゃなくてわかる「粒度」がいい、なぜならば、POとそれでコミュニケーションするから。たとえば、ユーザーストーリーベースで。
そして、最初から完璧にやろうとしない、段々精度をあげていく。
今日の振り返り
YWTで個々で書き出して、共有しました。
自分のYWTはこんな感じでした。
Y:
- 失敗経験とアンチパターンを色々聞けた
W:
- 自己組織化、信頼関係、大事
- POがダメなケース多すぎ(反省を込めて)(´・ω・`)
- 開発チーム以外のステークホルダーにも理解してもらわないと失敗する
T:
- 五段階評価をやってみる
次回のテーマ決め
やって欲しいテーマを皆で書き出して、ホワイトボードに張り出して、グルーピングした上で投票で決めました。
自分はユーザーストーリー周りを特に聞きたかったですが、同票決選で「あるある系」に負けてしまいましたw
というわけで、次回は4/27(金)開催、「アジャイル失敗あるあるとその突破方法!」興味ある方ぜひチェックしてみてください。