てくすた

ピクスタ株式会社のエンジニア・デザイナーがつづるよもやまテクニカルブログです

まったくの未経験で入社したWEBデザイナーが直面した5つの壁とそこから業務を行えるようになるまで

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こんにちは デザイナーのマリエです。

この記事では異業界異業種だった私がピクスタでポテンシャル採用をしていただき、1人のデザイナーとして業務を行えるようになるまでをお話したいと思います。(現在入社後1年と5か月が経過)

なお、まだ赤ちゃんのようなスキルレベルなので技術的な話は期待しないでください。
未経験で転職してみた第二新卒がどのように開発に慣れていったのかを見ていただき、読んだ方にちょっとでも これなら自分でもいけるんじゃないか? と参考にしてもらえたら幸いです。

PIXTA入社前

大学でデザインを学んでいたため、PhotoshopとIllustratorを触ったことはあるが実務では使用したことはない状態。(勉強していたデザインもwebではありませんでした。)
前職は別業界にいたのですが自分のキャリアを考えていくうちにいくつか疑問に感じることがあり転職へ踏み切ることにしました。

例えば、

  • 仕事をする環境が世の中の流れと逆行していた点(SNSという理由だけで閲覧が制限される、Googleのツールが使用できないなど)
  • 業務に新しいツールを取り入れる文化があまり無い点(紙をずっと使い続ける、社用携帯がガラケーなど)
  • 自分の職種の需要の低さ(今の会社以外にこの職種あるのか..?という不安)
  • 世代間での価値観のギャップが大き過ぎる

などがありました。
転職活動自体は Wantedly 経由で当時の開発部長にスカウトメールをいただきそのまま面接へといった流れでした。

入社後すぐ

入社後 3ヶ月 はチュートリアル2回を通してHTML と Sass の勉強をさせてもらいました。
(なんというボーナスタイム!多謝!)

実務に入り...立ちはだかった5つの壁

ボーナスタイムも終わり、いざ実務だ!と張り切ってみたのですがやはり分からないことだらけ...ちょっとだけつらかったこと5つとそれらが具体的にどう問題だったのか、そしてどう解決していったのかお話させてください。

  • コーディング

  • スクラム開発

  • ターミナル & 開発環境

  • 同期の存在

  • Git について

「コーディング」

 ※デザイナーの業務範囲は会社によって違いますが、PIXTAのデザイナーはコーディングまで行います。

  • 問題
    • チュートリアルをやらせてもらっていたのでHTMLとSCSS(CSS)はなんとなく分かる!
      が、タグとプロパティーに関する圧倒的な知識が少ない!!!
    • PIXTA独自のコーディングルールに戸惑う
    • コーディングに関しては上記のように初めてWEBに片足突っ込んだ人なら誰でもぶち当たりそうそうなことでつまずきました。

  • 解決
    • 沢山作業してコードレビューで沢山コメントをもらって修正してコメントをもらってを繰り返す!
    • これにつきます。コメントでは何故このコードだと良くないのかをきちんと説明してもらえるので納得して修正することができます。
    • 私は転職して初めて"LGTM!"を知りました。("Looks good to me" の略で「良さそうだ」「問題ないと思う」という意味で、コードレビューでこのコメントをもらえるとコーディングの修正は無くなります。)

「スクラム開発」
  • 問題
    • 前職も大学時も個人主義が強い環境にいたので「チーム開発」に戸惑った。
    • PIXTAチームメンバーの気配りをする姿を見て自分自身が全然できていないことに気づく。
    • 自分の状況を周囲に共有することが苦手なことに気づく。

  • 解決
    • 先輩たちの優しさに触れながら見て真似て気配りを学んだ
      • 人は優しくしてもらうと人に優しくできるのだなと痛感しました。
    • 自分の状況を共有するように意識する。
      (例えば分からないことを聞く際にチームメンバーがいるチャットで聞いてみる、毎日ある進捗共有できちんと自分が何につまづいているのかを説明するなど)
      • 今でも苦手意識は強く、この記事もべそかかきながらかきました。かくだけに。

「ターミナル & 開発環境」
  • 問題
    • 自分の人生であまりにも新しいこと過ぎて概念が理解できなかった。
      • 例えばデザインツールは学生時に使用したことがあったので他の新しいデザイン系のツールを使うとなってもなんとなく感覚を応用して扱うことができますが今まで経験したことのない領域はこんな感じかな?という想像するためのベースの経験も無いので手探り状態になります。
    • 文字だらけのターミナルにビビる
    • エラーでも出ようものなら先輩やエンジニアにめちゃくちゃ泣きつく

  • 解決
    • 沢山業務を経験してなぜ「開発環境」が必要なのか理解していった。
    • エンジニアが優し過ぎて「何かまた起きたらいつでも言ってください」と言ってくれるので、聞くのが申し訳なくて作業が進まない..ということが無くなった。
      • いつもありがとうございます。頭が上がりません。
    • 社内で使用しているesaという情報共有ツールに、先輩たちが今までぶつかったエラーとそれに対する解決方法が書いてあるので読みまくって対処法を身につけた。
    • ターミナルを使うときは映画やアニメに出てくるハッカーみたい!!と自分に酔うことで敷居を下げる。

「同期の存在」
  • 問題
    • 分からないことを共有したかった。
      • お互いが理解できていることとできていないことを凸凹のように埋め合うことで理解を深めることができたのではないかと思っています。
    • ちょっとつらい時があったら心境を吐き出し励まし合いたかった
    • 転職して初めて痛感する同期の有り難み
      • 同期はライバルじゃなくて仲間だったんだなと悟る...

  • 解決
    • 未解決ですが周囲がとっても優しくしてくれているのでこれからも地道に頑張っていきたいと思います。
    • 採用の方へ ポテンシャル採用の際は是非 複数人の採用をご検討ください。

「Git」
  • 問題
    • pull, push, merge, master etc….業務で必須だけどよく理解できてないから毎回緊張..
    • そもそも何故それらが必要なのかが分からない
    • 分からないから調べてみるけど専門的過ぎて分からない
    • Github と Gitlab 何が違うの...?

  • 解決
    • 先輩に何度も図解をしてもらった。
    • GUIを使うことで視覚的に理解しやすくした。
      • 私は Sourcetree を使用しています。
      • 上記の先輩からの図解でもそうですが 個人の性格的に視覚的な情報の方がインプットしやすいです。
    • 何回もやる!実務でも沢山失敗しました。
    • Github と Gitlab の違いは今でもよく分かっていません(誰か教えてください)


このように問題にぶつかりながら、最初は1つのチケットに1か月半近くかけていた私もチームの方々に温かく見守られながら少しずつ少しずつ成長することができました。
振り返ってみると職場全体が「分からないことがすぐに手軽に聞きやすい」空気であること、情報が属人化していないことが重要だったのだと思います。

他にもデザイナーの勉強会についての記事もありますので、是非ご覧ください。 plus.pixta.co.jp


まとめ

いかがでしたでしょうか?解決についての内容が「沢山経験して慣れろ!」というものが多くなってしまいましたが、少しでも異業界,異業種への転職を考えていらっしゃる方に参考にしていただけたなら嬉しいです。

PIXTAではデザイナーを募集しています。


番外編 「眼精疲労 & 肩こり」
  • 問題
    • これは今の時代皆さんが悩んでいることかもしれませんが私は元々肩こりになりやすい体質も合間って実感することが多く、やたらと対処法や身体に対する知識が増えました。
      最後に私が実践している対処法を紹介させていただきます。

  • 対処
    • ストレッチ
      • 色々ありますが肩甲骨をぎゅっと近づけるストレッチは必須です
    • 定期的に席を立つ
      • 作業に集中しているとあっという間に時間は経ってしまいますが、同じ姿勢をしていると身体の血の巡りが悪くなりさらに肩こりが悪化してしまいます。リフレッシュがてら意識的に席を立ちましょう。
    • めぐりズムシリーズ

よかったらお試しください。