てくすた

ピクスタ株式会社のエンジニア・デザイナーがつづるよもやまテクニカルブログです

海外エンジニアインターンに挑戦するには?現在の英語力も技術力も関係なし!

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はじめまして。 現在海外エンジニアインターンとしてPIXTA VIETNAMで働いているネゴロです。

ベトナムのハノイに来て2ヶ月以上経ち、現地での生活にもインターンでの仕事にもだいぶ慣れてきました。

そこで今回は「海外エンジニアインターンに挑戦したい!」という学生を対象に、現地での生活感や私がどういう経緯で海外エンジニアインターンを始めたかなどをご紹介したいと思います。

「海外エンジニアインターンに挑戦したいけど、海外での生活が少し不安」
「エンジニアとしてのスキルはどのくらい必要なの?」
「英語力に自信がない。。」

と感じている方には特に参考になる記事だと思いますので、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです!

目次

自己紹介

大学3年の秋学期から1年間休学をして、現在はベトナム・ハノイにオフィスを構えるPIXTA VIETNAMで海外エンジニアインターンとして働いています。

プログラミングの経験に関しては、大学2年の前半まで授業で少し触れる程度でした。

私が本格的にプログラミングを始めるきっかけとなったのは、大学2年の後半に先輩の紹介で入ったゼミです。そのゼミではプログラミングができるのは当たり前という環境だったため、自然とプログラミングを始めるようになりました。

それからプログラミングの楽しさにハマり、同じゼミの先輩に紹介していただいた会社でAngularを使用したフロントエンド開発・企業のホームページ制作などを行っていました。

どのような経緯で海外エンジニアインターンを行うと決めたのか

もともと海外で異なるバックグラウンドをもつ人々と働くことに興味がありました。
興味があった理由は、自分が日本とは異なる環境でどのくらい力を発揮できるのかを試したいという気持ちがあったからです。

3年の前期が終ろうとする頃、就職について考え始めた時に
「このまま海外で働く経験をせず、就職してもいいのだろうか」
という思いが自分の中で強くなっていきました。

しばらく悩んだ結果、海外インターンに挑戦しないまま就職することは絶対に後悔が残ると確信し、海外インターンへの挑戦を決めました。

そのときちょうどプログラミングのアルバイトをしていたため、「せっかくなら海外インターンでもあまり聞かない海外エンジニアインターンに挑戦してみよう」と決めました。

f:id:watarun54:20190403191732j:plain Totallypic / PIXTA(ピクスタ)

海外エンジニアインターンを探す際に重視したポイントは次の2つです。

wantedlyを使う

海外エンジニアインターンを探すのにwantedlyを利用しました。
理由は無料で数多くの企業の募集内容を見ることができるからです。

海外インターン生と受け入れ企業をマッチングする仲介業者もあるのですが、それらを利用すると様々なサポートを受けられる分、結構な費用がかかります。
私のようにあまりお金に余裕がない方は、wantedlyなどのサービスを使い自力で探すのが良いと思います。

また、wantedlyは企業の雰囲気や社内で使われている技術が詳細に書かれていることが多いため、とてもおすすめです。(wantedlyの回し者ではありません)

募集項目に書いてある技術を使って簡単なポートフォリオを作成する

自分の技術力を示すために簡単なポートフォリオを作成しました。

ポートフォリオの必要性については意見が分かれると思います。
「ポートフォリオをつくる暇があったら、できるだけ多くの企業の面接を受け、いち早く現場に入ったほうがよい」という意見もあるでしょう。

私もいち早く現場に入るべきという意見に賛成するとともに、自分のやる気とプログラミングに対する興味もアピールできるポートフォリオはやはり必要だと考えます。

また、自分で一からポートフォリオをつくりサーバー上で公開するのは初めてだったため、とても勉強になりました。

ただ、ポートフォリオを作るのに時間をかけすぎてしまっては本末転倒なので、私の場合は2週間という期間で完成させると決めて作りました。

PIXTA VIETNAMでの海外インターンを希望した2つの理由

f:id:watarun54:20190409124029j:plain 開発チームでの定期ミーティングの様子

応募後、いくつかの企業と面接を行った中でPIXTA VIETNAMとご縁があり、海外エンジニアインターンをさせていただくことになりました。

私がPIXTA VIETNAMで働きたいと思った理由は以下の2つです。

大規模なサービスの開発に携わることができる

以前私はリリース前のサービスのフロントエンド開発を主に行っていたため、海外エンジニアインターンでは新たに”多くのユーザーを抱えるサービスの開発”に挑戦したいと思っていました。

また、プログラミングを始めた頃から、そのようなサービスが持つ大規模なデータを処理できるバックエンドエンジニアに憧れていました。

そのため、約4000万点(2019/04/03現在)もの素材を扱うPIXTAのバックエンド開発業務は当初から憧れていたエンジニアの仕事にとても近く、wantedlyで見つけたときからPIXTA VIETNAMでの海外エンジニアインターンに強く惹かれていました。

現地の日本人メンバーの方々が魅力的

現地で働く上で最も接する機会が多いのは、やはり現地の日本人メンバーです。
そのため、日本人メンバーと自分の雰囲気が合うかどうかは重要です。
私の場合は、面接で出会った2人の日本人メンバーの方々の雰囲気が穏やかで個性的で、是非一緒に働きたいと感じました。

また、私が海外エンジニアインターンを通じてどのようになりたいかを、他社のインターンの面接よりも深く聞いてくださいました。それは、PIXTA VIETNAMがインターン生を含めたメンバー全員の自己実現に重きを置いているからだと感じます。

仕事内容、同僚はどんな感じ?

仕事内容としては、AWS上でRuby on Railsを使用し、クリエイティブプラットフォーム「PIXTA(ピクスタ)」の開発をしています。 具体的には、新機能の追加や変更、エラーへの対処・原因調査、バッチ処理の作成などバックエンド全般の業務を行っています。

社内メンバーの殆どがベトナム人で、私が所属するバックエンド担当のチームも私以外全員ベトナム人です。
彼らとやり取りするときは基本的に英語を使います。(日本語を話せるメンバーもいます)
みんなフレンドリーで、和気あいあいと仕事をしています。

f:id:watarun54:20190329132354j:plain PIXTA VIETNAM facebook より

PIXTA VIETNAMで働き始めて一番驚いたのは、メンバーの仲の良さです。

誰かがおみやげのお菓子を持ってきたときには、お菓子の周りに一斉に人が集まり談笑が始まります。笑
休憩時間にみんなで体操したり、仕事終わりにオフィスで卓球したりと、メンバーひとりひとりの距離が近く家族のような雰囲気です。

f:id:watarun54:20190329154021j:plain PIXTA VIETNAM facebook より

プライベートでもベトナム人メンバーとの交流は多く、食事に行った時にはベトナム式の乾杯のやり方を教えてもらったり、お家にお邪魔して伝統料理を振る舞ってもらったりと、とても貴重な経験をさせてもらっています。

現地(ハノイ)での生活は?

ハノイでの生活は想像していたより遥かに快適です。

移動面においては、「Grab」というアプリがとても便利で、近場での移動だったら「日本よりも快適なのでは?」と思うくらいです。Grabは目的地を選択しBookすると近くの車・バイクがすぐに現在地まで迎えに来てくれて、そのまま目的地まで送ってくれるサービスです。

魅力はなんといっても価格の安さ

3km移動するとして、東京でタクシーを使うとだいたい1,200円~1,600円ぐらいかかりますが、Grabでは車で約200円・バイクではなんと100円程度です(時間帯・地域にもよります)

食事面においては、ローカルのレストランは安く、昼にフォーを一杯食べたとして150~200円です。日本食を食べたくなったら日本食レストランも多いのでいつでも食べることができます。

f:id:watarun54:20190329121439j:plain 会社の近くにあるローカルレストランのフォー(150円)

ただ社外でのコミュニケーションにおいては、英語が通じることは少ない印象です。
大きめのショッピングセンターや外国人向けレストランなどでは英語を話せるスタッフがいますが、ローカルのお店はほとんど英語が通じません。

それでもgoogle翻訳やボディーランゲージで必要最低限のコミュニケーションを取ることができるので、特に問題ありません。

海外エンジニアインターンに挑戦しようか迷っている人へ伝えたいこと

約2ヶ月間海外エンジニアインターンを通して私が感じたことの中で、読者の皆様に伝えたいことは以下の3つです。

英語を話す能力は実践でしか身につかない

f:id:watarun54:20190329151518j:plain chobra / PIXTA(ピクスタ)

こちらに来て一番最初の壁は英語でした。

ピクスタベトナムは社内公用語が英語なので、基本的に英語でコミュニケーションを取ります。受験勉強である程度英語は勉強していたつもりでしたが、いざ話すとなると全く英語が出てきませんでした。。

また、ベトナム語なまりの英語の聞き取りにも苦労しました。たとえば、「フェイスブック」をベトナム人が英語で言うと「フェブ」となったりします。

ただ言語とは不思議なもので、できないなりに話し続けているとどんどんマシになっていきます。
いまでもまだまだ不十分ですが、最初の絶望的な状況と比較すると、だいぶコミュニケーションが取れるようになったと思います。

これから海外エンジニアインターンに挑戦したいけれど英語に不安がある方は、ぜひ「意外となんとかなる」という僕の体験をもとに、とにかく誰かと話す、もしくはいきなり英語を使わなければならない環境に飛び込んでみてください。

エンジニアとして成長したいならなるべく早く現場に出る

f:id:watarun54:20190329152109j:plain tang90246 / PIXTA(ピクスタ)

僕がエンジニアとして成長を感じる機会が多いのは、現場で実際に働き始めてからでした。

もし 「海外エンジニアインターンに挑戦したいけど、エンジニアリングの知識がまだ十分じゃない。。」 と不安を感じている方は、プログラミングの基礎の部分を習得し、ささっと簡単なポートフォリオをつくり、いち早く現場に出ることをおすすめします。

なぜなら、エンジニア初心者が現場で実際に使われている技術や知識を完璧に独学で習得するのは不可能に近いと思うからです。
私も「エンジニアとして働き始めなければこんなこと知ることはないだろう」という経験を毎日のようにしています。

そうやって働きながら身につけた知識の方が遥かに実践的ですし、定着もします。

ちなみに、私は海外エンジニアインターンを始めるまでは主にフロントエンドの開発をしていたため、バックエンドの開発に本格的に携わるのはハノイに来てからが初めてです。

海外の人々とともに働くのは楽しいし、何より自信になる

f:id:watarun54:20190329153515j:plain Benzoix / PIXTA(ピクスタ)

英語とプログラミングという世界共通の”言語”を使うことによって、異なる文化や環境の中で生まれ育った人々とも仕事ができるというのはとても楽しいです。

また、日本を出るまでは海外で働くことに対するハードルの高さを感じていましたが、いったん働き始めると現地で様々な人に支えられながら、いつの間にか適応できていることに気が付きます。

この経験が得られたことは、私の海外エンジニアインターンでの大きな収穫であり、自信になっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?
この記事でご紹介したことは、約2ヶ月という期間で私が体験したほんの一部です。
この記事だけではお伝えできないほどたくさんの貴重な体験や学びを現在進行形で得ています。

この記事を読み海外エンジニアインターンへの挑戦の気持ちがさらに強まった方は、ぜひ一歩踏み出して、自ら体験してほしいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

pixta.vn