てくすた

ピクスタ株式会社のエンジニア・デザイナーがつづるよもやまテクニカルブログです

新人対応で忙しくなってきたので手順をまとめた話

この記事は PIXTA Advent Calender 2017 の 6日目の記事です。

こんにちは、ピクスタ歴1年ちょっとの上杉と申します。 今回初めててくすたに記事を投稿させて頂きます。

最近、ピクスタの開発部に正社員だけでなく、アルバイトやインターンも多く参加しています。 そのとき、私が新人対応することが多く、それで忙しい時期があったので、新人対応手順を作成しました。 本記事では、その経緯と具体的な新人対応手順について記載します。 また、本記事は、よく新人対応をして忙しい人と、ピクスタの開発部に参加したときに何をやるのか知りたい人を対象としています。

経緯

新人対応手順については、新人対応を行なったことがある開発メンバーから共有を受けました。 しかし、それで数回新人対応をしたところ、主に以下3点の問題がありました。

手順が統一されていない

過去に新人対応を行ったことがある開発メンバーから共有は受けましたが、他の新人と対応内容が異なる部分がありました。 それを確認したところ、ドキュメントに残っていない対応をしていたり、参照するドキュメントが異なっていたりしました。 そのため、新人ごとにできることの違いがあり、チーム参加後同じ作業をやっていたとしても、特定の人だけ権限や知見がないことなどがありました。

誰がやるのか決まっていない

新人対応にはアカウントの発行があり、その権限を持った人に依頼をする必要がありました。 しかし、新人担当者はその権限を持っていなく、権限を保有している人もわからなかったので、誰が発行権限を持っているのかを聞き回る必要がありました。 また、アカウント発行権限を持っている人がまとまっていなく、複数の人に発行依頼をする必要がありました。 そのため、アカウント発行作業だけでも作業量が多くなっていました。

作業量がわからない

1つ目の問題で、新人対応が統一されていなかったので、人によって作業量が違っていました。 また、新人対応後に新人ができることを統一するための作業も発生していました。 そのため、新人対応にどれくらい時間がかかるか聞かれたとき、明確に答えることができませんでした。

対応内容

上記の問題を解決するため、問題ごとに以下の対応を行いました。

手順が統一されていない

開発部のチームごとにリスニングを行い、共通で必要な新人対応手順を調査しました。 共通ではないところは、配属されたチームごとに対応してもらうことにしました。 具体的には、各種アカウントの設定(12個もありました)、Dockerを利用した開発環境構築、スクラムについての説明、プロジェクト進行で使うツールのBacklogとGitHubの使い方の説明をします。

誰がやるのか決まっていない

新人対応に関わるアカウント発行権限を持つ人が複数いたので、それらの権限を持つ役割を作りました。 具体的には、新人対応に関わるアカウント権限を持つ役割として新人担当責任者を作りました。 新人担当者は責任者に「アカウント作成お願いします。」というだけで、すべてのアカウントが発行できるようになりました。

作業量がわからない

上記した問題が解決し、新人対応が明確になったので、どれくらいの作業量があるのか把握できました。 実際に新人が入ってきた時この手順で試したところ、開発部以外の新人対応を含め、3日あれば十分でした。

手順導入後

新人対応が統一されたため、チーム参加時の知見の違いや、権限の不備がなくなり、チームの作業に集中できるようになりました。 また、作業量も明確になったため、新人担当者が行なっているプロジェクトにどれくらい影響があるのかも説明できるようになりました。

今後については、開発部やチームの変化に伴い、柔軟に新人対応手順も変更していければと考えています。 また、随時新人と新人担当者でKPTを行なってもらい、問題点があれば改善をしていきます。 そして、より安心して新人が参加できるように、開発部やチームだけではなく、会社全体でも新人対応手順を整えていければと考えています。

ピクスタでは能動的に改善に取り組んでサービスを良くしたいアルバイト、インターンも募集しています。

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