てくすた

ピクスタ株式会社のエンジニア・デザイナーがつづるよもやまテクニカルブログです

mbed祭りに参加してきました! mbed × Milkcocoaで実現する給湯室監視ウェブアプリ「ROOM910」

松村(id:muramurasan) と @kaiba でmbed祭りに参加してきましたので、その時の様子を紹介いたします。

ピクスタは現在成長中で、毎月のように新しいメンバーがJOINしています。
人数が増えるとオフィスが手狭に感じることも増えてきました。その問題の一つが給湯室の混雑でした。
お弁当箱を洗ったり、カフェマシン(弊社にはデロンギのカフェマシンがあります!)を使ったりと、そこそこ時間が掛かることもあり、待ちきれず一旦席に戻ることも度々あります。
根本解決はオフィス移転かもしれませんが、自席にいながら給湯室の使用状況がわかれば、効率よく給湯室を使えるはずです!
ピクスタはウェブアプリの開発をしている会社ですから、電子回路に強い人はあまり多くはありません。
本当はIoTで遊びたかっただけですが、 IoTを支える製品・技術の力を借りれば、ほぼプログラムだけで電子部品を操作することができ、電子回路に強くない我々でもソフトウェアの力で電子部品を使うことができるはずです!

mbed祭り実行委員会主催のIoTプロトタイピングのワークショップ、および mbed × Milkcocoaハンズオン の両方に参加してきたこともあり、実際にmbedで給湯室監視システムに挑戦してみることにしました!

mbedの紹介

IoT機器で有名なのは、ArduinoとRaspberryPi、最近では Edisonという印象が強く(個人的には)、mbedをご存知ない方も多いと思いますので、簡単にmbedの紹介をします。

mbed(エンベッド。エムベッドではないです。)はARM社が開発したプロトタイプ向けのボードです。
Web上に開発環境が揃っており、USBケーブルで接続するだけで、即座に開発が始められるのが特徴です。各種ライブラリやサンプルコードが公開されており、簡単に取り込んで再利用できるのも利点です。
開発言語はC++です。

「mbedを始めてみたい!」という方は、是非、mbed祭り実行委員会主催の初心者向けワークショップに参加されることをオススメします。

mbed祭り | Doorkeeper

Milkcocoaの紹介

IoTと言うからには、デバイスがあるだけでは駄目で、センシングした内容をWeb上に保存し、それをWebアプリケーション側で適宜取り出せる必要があります。
また、ただWeb上に保存するだけでは実用を考えると駄目で、通信のリアルタイム性や、セキュリティを考慮する必要があります。
これらを自前で実装するのはそれなりに大変ですが、Milkcocoaという便利なBaasがあり、お手軽に、かつ無料で利用することができます。

ちょうど年末にmbedのMilkcocoa向けライブラリが公開されていましたので、これは良い機会! と使ってみることにしました。

mlkcca.com

なにを作ったのか?

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自席にいながら、ウェブアプリで給湯室を使用している人がいるか知ることができます。

簡単に書きますと…

  1. mbedがセンサからデータ(人がいるかいないかの値、コーヒーメーカーが稼働している音量に達したか)を取得
  2. Wifiを介して、MQTTのフォーマットでMilkcocoaのデータストアに送付
  3. Milkcocoaからブラウザで開いているページに通知し、表示する

当初はバックエンドも自分で作ろうと思っていましたが、Milkcocoaでやりたいことはできてしまいました。しかも、無料で十分な量のデータ送受信を行うことができ、このような実験的なアプリにも最適でした。

成果物をmbed祭りで発表!

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このROOM910は、3/26(土)に新横浜で開催されたmbed祭りで登壇し、発表してきました。 mbed祭りとは、mbed祭りのdoorkeeperに記載されている文言を引用すると、下記の通りです。

mbed祭りとは誰でも気軽に始められるマイコンモジュールmbedをネタにプレゼンや交流を楽しむイベントです。
これまで「mbedって何?」という方から毎日mbed持ち歩いているユーザーまで気軽に参加頂いています。

mbed祭りは、いわば日本におけるmbed関連のイベントの総本山と言えるもので、初学者から、製品の作り手側まで実に幅広い層の人々が参加します。 そんな中、緊張しながらもWeb屋としてROOM910の紹介をしてきました。

mbed祭: mbed × Milkcocoaで実現する給湯室監視ウェブアプリ「ROOM910」 // Speaker Deck

Webの方はともかく、mbedの方はビギナーだったので、スライドの最後で質問ではなくアドバイスを沢山いただくことができ、素晴らしいコミュニティだと感じました :)

社内での反応

フリー素材のインパクトが大きすぎて、肝心の機能の推しが弱くなってしまった感が否めませんが、社長も喜んでくれました :)
そして、この後、「IoTをやってみたい!」という社員が集まり、IoT部*1ができました!
これからが益々楽しみです。

We are hireing!!

今のところIoTエンジニアは積極採用はしていませんが、チャレンジしたいエンジニア募集中です!

www.wantedly.com

*1:ピクスタには公認サークル支援制度があります。所属部署や業務を超えた横のコミュニケーションの活性化により、より良い職場の雰囲気をつくることを目的とし、活動を行った場合には、条件を満たしたサークルの正規メンバーにのみ1,000円/1人を上限とし、活動支援金を受け取ることができます。