てくすた

ピクスタ株式会社のエンジニア・デザイナーがつづるよもやまテクニカルブログです

フォントかるた祭りに参加してきました

こんにちは、UIデザイナーのtakaiです。 みなさんは「フォントかるた」をご存知でしょうか。

昨年、SNSを通じてデザイナーやボードゲーム好きの間でじわじわ話題になり、フォントかるた制作チームによって製品化されたこのゲーム。

弊社ボードゲーム部でも盛り上がりをみせており、ちょうどイベントが開催されると言う事で参加してきました。

fontplus.connpass.com

フォントかるたについて

一言で説明すると、競技カルタのフォント版です。

普段使用されているフォントの中から48種類が選ばれ、取り札にはその書体でテキストが書かれています。 読み手が読み上げた書体の特徴や解説から書体を推測し、取り札を取っていくゲームです。

www.fontkaruta.com

イベント前半

イベントはフォントかるた開発チームの4名が登壇され、 前半はプロダクト制作にまつわる制作裏話がロールプレイングゲーム風のスライドで紹介されました。

元々はデザイナー仲間で遊ぶために作られたのですが、SNSでバズった後に製品化に向けて動かれ、ワンフェスやゲームマーケットで販売を開始したそうです。

プロダクト制作には、「手作業」「物流」「販売」「人件費」とそれぞれのスキームで強力なモンスターが登場しますが、それをどうやって攻略していったのか、分かりやすく紹介していただきました。

中でも「物流」で紹介された、玄関に山積みされたカルタの写真は衝撃的でした。 普段、私たちはウェブを商材としているため、こういった問題に直面したことはありませんでしたが、製品を扱う場合は保管や倉庫についても予め見積もりしておく必要があると感じました。

イベント後半

後半は実際に紙上体験しながら、フォントの特徴や選んだ経緯についてもいくつか紹介していただきました。

収録された書体は大きく、 「明朝体」「ゴシック体」「筆・手書き書体」「デザイン書体」の4つのグループに分類されます。

代表的な書体

明朝体

  • ヒラギノ明朝(とめ、はね、はらいなどが特徴的)
  • マティスEB(通称エヴァンゲリオンフォント)
  • リュウミン(やわらかい明朝体でライトノベルにもよく使われる)

ゴシック体

  • ヒラギノ角ゴ(mac標準フォント)
  • 新ゴ(万能フォント、困ったら新ゴを使えばだいたい上手くいく)
  • AXIS(極細で欧文フォントの美しさに定評がある)

筆・手書き書体

  • 創英角ポップ(Wordアートなどで見かけるアレ)
  • 勘亭流(歌舞伎の看板などでよく利用されている)

デザイン書体

  • プリティー桃(丸みのある手書きフォント)
  • 丸フォーク(横線が縦に比べてほっそりしている)

〜愛のあるユニークで豊かな書体。〜取り札に書かれた文言について

DTP業界で有名な写研さんの書体見本帳で使われていた例文で、古くからのデザイナーには馴染みのある文言です。

今回、フォントかるた制作のために写研さんから使用許可をいただいたそうです。

ウェイト(書体の太さ)について

普段よく使っている太さではすぐに分かってしまうため、敢えて見慣れていない太さを選び、カルタとしての難易度も調整してるそうです。

こぶりなゴシックと游ゴシックなど、似ているフォントを見分けるのはかなり難しい...!

また、特徴的ですぐ取れてしまうフォントはなるべく入れていないそうです。

拡張パックも発売されました

村上春樹さんの小説で使われたこともある精興社書体が入りました。

専用書体のため他社では使用できないものだそうですが、今回フォントかるたのために特別に使用許可をいただいたそうです。

実際にボードゲーム部で遊んでみました

実は、みんな一枚も取れないのでは!?と試してみたのですが、解説を読むと意外と分かるんです...!!

普段こういうデザイン用途で使っているな、こういう効果を期待して選んでるな等など、思い浮かべながら探すと当てられるようになりました。

フォントかるたは、新人デザイナーさんの教育は元より、さらにフォントを勉強したい方にもオススメできると思いました。 私も改めてフォントを勉強したくなりました。

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ボードゲームに興味のある方大歓迎!!! recruit.pixta.co.jp

第4回 開発合宿を開催しました

こんにちは、開発部で技術基盤を担当している id:Yasaichi です。
乃木坂46で橋本奈々未さんの次に推していた伊藤万理華さんが昨年末に同グループを卒業し、悲しみのあまり思わず彼女の初の写真集である「エトランゼ」を予約してしまいました。写真集の聖地巡礼という理由でふらっと香港に行ってしまわないように気をつけます。

本エントリでは、先日行われた第4回開発合宿とその成果発表会の様子を紹介したいと思います。

開発合宿とは

開発合宿は、「エンジニアとしてさらなるスキルアップをしたい」という声を受け、2016年に有志のメンバーによって始まりました。第2回からは会社から金銭的な援助を受けて開催しており、毎回終了後に振り返りを行って運用の改善を続けています。開催形式としては、ざっくり言うと

  • 1泊2日
  • テーマは自由
  • 合宿後、会社で成果発表会を実施

という感じになっています。

前回の振り返り

前回の合宿の振り返りでは、「料理のケータリング、レイトチェックアウト、成果発表会の分離などにより開発時間が確保できた」という意見が多く、今までの課題を概ね改善することができました。一方で、「合宿中のほとんどの時間を宿で過ごすので、周囲の環境の良し悪しは合宿のクオリティに影響しないのでは」という意見が出ました。そこで、今回は

  • (オフィスのある渋谷から)20分以内の近場にある
  • 宿に非日常感がある
  • (10人弱のメンバーが参加するため)広い

という条件を決め、宿泊施設を最適化することで前回以上のクオリティを追求するという試みを行いました。

今回の宿泊地

羽田空港近くにあるマンションの一室をAirbnbでお借りしました。 施設を検索した当時は前述の3つの条件を全て満たすような物件が存在せず、近さと広さを可能な限り追求することになりました。

当日の様子

1日目

開会宣言と選手宣誓

毎回恒例?になりつつある開会宣言と選手宣誓は、部長の星が行いました。 このときの宣誓文をデザイナーさんがかっこよくしてくれました。

f:id:Yasaichi:20180129150505j:plain

回を追う毎に変な方向にハードルが上がっているので、そろそろなんとかしたいですね。

開発

夕食の時間まで、もくもくと開発を行います。

わからないところがあれば、助け合いながら作業を進めていきます。

夕食

今回は、ピザを中心とした料理を頼みました。

誕生日会みたいになりましたが、この日が誕生日というわけではないようです。
このあと、近くの銭湯に行ってリフレッシュする時間を挟みつつ、夜まで開発を進め、ほどほどに就寝しました。

2日目

各々朝食をすませたあと、作業の続きを行っていきます。

開発の姿勢(物理)も人それぞれです。

ランチ後、15時ごろに記念撮影を行い、一旦開発合宿が終わりました。

成果発表

合宿から3日後の夕方、成果発表を行いました。
次のようなテーマの発表がありました。

AWS Database Migration Service

blog.naoshihoshi.com

Golang

speakerdeck.com

その他

  • Auth0とGCPで作る人狼対戦ログサイト
  • 欠席くん(React.jsとHanamiで作る「調整さん」クローン)
  • WebAssemblyを使ったアプリケーションをHerokuで動かす
  • Atomicデザインをやってみた
  • 機械学習を用いたアイドルの顔識別モデルの作成
  • Reactチュートリアルをやってみた

テーマは成果発表まで公言しないようにしているので毎回「そんなことやってたんだ!」という驚きがあるのですが、今回はWASMからDNNによるアイドルの顔識別モデルまで話題が幅広かったこともあり、今までで一番楽しかった気がします。

振り返り

成果発表後、KPTによる振り返りを行いました。

Keep

  • 渋谷から宿まで近かったので良かった
  • 宿の近くにコンビニやスーパーがあると便利(今までは結構遠かった)
  • 誰がどんなことに興味があるか見えるので刺激になった

Problem

  • 渋谷から20分以内の近場に大人数が泊まれる宿があまりない
  • 開発部屋に布団を敷くことになってしまった
  • 鎌倉(前回)に比べてしまうと非日常感がやや薄かった

Try

  • 希望条件を全て満たす宿があまりない問題の解決策を考える
  • ベッド数を確認する
  • 予定を抑えるタイミングに気をつける(直前で行けなくなってしまった人が出たため)

おわりに

今回も、開発合宿を通じて短期間でスキルアップできただけでなく、互いに親睦を深め合うことができました。 次回の開発合宿はひとつの節目(5回目)になるので、今までの反省を活かしてより良い開発合宿を作っていけたらいいなと思います。